足立 知恵 准教授 | ディーキン大学
本エピソード前編では、オーストラリア ビクトリア州のディーキン大学にてデジタル・ラーニング・ディレクターとしてご活躍される足立 知恵准教授に、授業開発、学習デザイン、教育工学の専門家から成るチームを率いて推進されているデジタル学習と教育に関する取り組みについて、お話を伺いました。新型コロナウイルスのパンデミックにどのように対応されたか、大学の教訓を幅広く考察いただきました。ご自身の経歴は日本語でご紹介いただきましたが、インタビュー本編は英語で実施されました。
新たなハイブリッド型の学習モデルを探求される中、新型コロナウイルスの感染がどのように教育の変革のきっかけとなったかお話いただきました。足立准教授は、高等教育で求められる対面式とオンラインでの体験を組み合わせる方法に着目し、学生が求め、必要とする柔軟性をどのように新たな学習モデルに取り入れるか探求されています。
デジタル学習環境における教育学的アプローチの適応について、足立准教授は、アクティブ・ラーニングの原則は依然として有効であり、教育者は講義中心の授業を減らし、関心を惹きつけるインタラクティブな授業を増やすことで、学生からの期待に応えることができると述べられます。ハイステークス・アセスメントを見直す際は、監視型のアプローチを避け、より信頼性が高い評価デザインに注力し、包括性とアクセシビリティに配慮した教育学を実践することを提唱されます。
テクノロジーの進化と教育における最善の利益のバランスを保つため、ディーキン大学で推進されているAIベースの自動フィードバックプロジェクトをご紹介いただきます。そして、テクノロジーが学習や教育、そして私たちの生活に与えている影響について慎重な判断が求められる中、教育機関はこの分野で行われている優れた取り組みをどのように進展させていくという根本的な問題を足立准教授は提起されます。





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