足立 知恵 准教授 | ディーキン大学
前編に引き続き、本エピソード後編では、ディーキン大学 足立 知恵准教授に、新型コロナウイルスのパンデミックをきっかけとした、デジタル社会における教育と学習の革新についてお話しを伺いしました。学内の関係者からの理解を得ながらデジタル導入を推進すること、及び学内の異議に対処することが仕事の重要な部分を占めている足立准教授に、新型コロナウイルスのパンデミックがどのようにデジタル導入に寄与したか振り返っていただきました。本インタビューは英語で実施されました。
足立准教授は、ディーキン大学がリモート学習への大規模な移行を成功させたのは、全学生の約25%がオンラインのみで学んでいる既存のオンライン学習のフレームワークによるものだと考察されます。このベスト・プラクティスを活用し、教員と学生に対するデジタル化の推進を成功させた足立准教授に、教育現場でのデジタル化が更に推進した場合でも残るであろうオンライン教育の新しい方法と価値について考察を述べていただきました。
デジタル形式の評価を見直す新たな戦略、及び認定機関が要求する時間制限・監督付きの試験に対応する試験監督システムへのディーキン大学の投資を引き合いに、足立准教授は、デジタル評価の実践について広い視野で考えることを提唱されます。また、足立准教授はディーキン大学の研究部門であるCRADLE (The Centre for Research in Assessment and Digital Learning)が、教育に関する知見やリソースを提供して研究者をサポートしていることにも注目されています。
テクノロジーを活用してオンライン学習コミュニティや帰属意識を構築するにあたり、足立准教授は、デジタル学習環境でのユーザー体験を向上させるためには、ユーザー体験、及び教育の専門家がEdTech関連企業と共に認識と関与を深めることに重視すべきと述べられます。
そして、足立准教授に「学生と教員にデジタル学習のツールを導入する際の成功の判断基準は何か?」という我々の質問にお答えいただきました。





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