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人生のあらゆる決断にはプッシュ要因(後押しする要因)とプル要因(引き金となる要因)があり、何を避け、何を目指すのかはそれらの要因のもとで決定されると言われます。手っ取り早い解決策としての学術不正という選択肢に直面した場合、苦境に立っている学生は良い成績を求めて、学業のストレスから逃れようとするかもしれません。そのような場合、不正が発覚して懲罰を受ける可能性も検討したとしても、学習への長期的な影響については考慮しないでしょう。

盗用・剽窃や論文代行、共謀などの学術不正を防ぐためには、教育機関がアカデミック・インテグリティを遵守するという方針を、学生に明確に示すことが重要です(Holden, Norris, & Kuhlmeier, 2021)。

しかし、学術不正がただの懲罰対象と見なされ、単純に不正行為を避けることだけが目標となっている場合、独自の考えを育み、帰属を示す、といったアカデミック・インテグリティの重要性を学生は理解しないでしょう。懲罰的な側面から学術不正を避けるよう学生を指導するだけでなく、学生の生涯の学習を支えるためにアカデミック・インテグリティを指導しましょう。

ここでは、アカデミック・インテグリティがなぜ教育に重要なのかを考えてみましょう。

・アカデミック・インテグリティが学習機会を支える。
盗用・剽窃や論文代行、テストバンクの利用などの手っ取り早い解決策は、学生の学習機会を奪います。自分で取り組んでいないレポートには、学生独自の思考が反映されません。これは、学生が自分のニーズに即した正確なフィードバックを受け取る機会を失い、今後の学習に必要なサポートも受けられなくなることを意味します。

・アカデミック・インテグリティがなければ、学力を正確に測定できない。
学生の解答が自分の力によるものでなければ、教員は学生の学習状況を正確に把握してフィードバックを実施することができません。また、学習状況に合わせて教育カリキュラムを改善することも不可能です。

・学習に対する敬意の基盤はアカデミック・インテグリティである。
学術不正は、他者の学術成果をないがしろにし、信頼を崩壊させます。敬意は、生涯つづく学習のなかで長期的な結果をもたらす大切な要素です。学生も研究者も、研究成果の帰属を適切に示すことが求められます。

・アカデミック・インテグリティが将来の職場での行いを示す。
複数の研究により、学校での学術不正が職場での不誠実な態度につながることが示されています(Blankenship & Whitley 2000, Harding, et al. 2004, Lawson 2004, Nonis & Swift 2001, & Sims 1993)。アカデミック・インテグリティを確固たるものとして教育し、誠実な人生を保証すべきです。

・スキャンダルは教育機関の評判を傷つけ、学位の価値を損なう可能性がある。適切に学んでいない学生は、履修すべき内容を身につけていません。これは、看護などの分野では、生死にかかわる深刻な事態をも引き起こしかねません。研究界においては、スキャンダルが教育機関の評判を傷つけ、インパクト・ファクターに影響し、研究者としてのキャリアを終わらせてしまうことにもつながります。

ゲレーロ・ディブらの研究では、「アカデミック・インテグリティには、試験中の書き写しや盗用・剽窃、論文代行などの不正行為をしない、というだけでなく、学習に専念し、『学ぶ』という目的に焦点を当てて学業に励むことも意味する」と述べられています (2020)。手っ取り早い解決策が教育を損なう一方で、アカデミック・インテグリティは学習機会を十全に活用することを保証します。

Turnitinの提供するソリューションは、どの学術分野でも誠実な学習評価を保持し、あらゆる場面で学びを推進することに役立ちます。エンドツーエンドの学習評価を実現するために幅広い製品を展開していますが、すべての共通項としてアカデミック・インテグリティがあります。アカデミック・インテグリティは学習になくてはならないものです。そして、それがより良い人生の源として役立つことを期待しています。


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