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教員は日々の教育活動の中で、カリキュラムを編成・実施し、学習評価を行い、その結果を基にカリキュラムの改善・充実を図るというPDCAサイクル(Plan/計画、Do/実行、Check/評価、Act/改善)を繰り返し展開しています。教育とは絶え間なくつづく改善のサイクルで、結果を改善するための「チェックポイント」として学習評価があります。したがって、それらのチェックポイントでは公平性と正確性、信頼性を保持することが重要です。

学習評価が学生や教員に不安感を与えることも多くあります。それは、評価を受けることへの恐怖心や、成績付けの負担感によるものです。そのようなプレッシャーが積み重なると、学びを制限するような短絡的な解決策に陥りかねません。情報を交換して学習の道筋を明確にするための機会として、このチェックポイントを捉えることが重要です。適切な仕組みと実践方法を取り入れれば、学生と教員の関係を構築するための、誠実で緻密なマイルストーンとなるでしょう。

では、学生の学習すべてをサポートする誠実な学習評価を実施するための5つの方法を具体的に見てみましょう。

1.ルーブリック

ルーブリックは学生への期待値を設定し、教員が評価方法を前もって計画するための指針となります。学生は、どのように評価されるのかを事前に知っていれば、それに応じて自分の知識を示す方法を理解します(Brookhart, 2013)。ルーブリックでは、学習がどのように行われるべきかを示し、ただの「やるべきこと」のチェックリストにならないよう、質に焦点を当てることが重要です。たとえば、「各段落にトピック・センテンスがある」という記述ではなく、「トピック・センテンスの論旨は明確である」と期待値を記すほうがいいでしょう。質を重視したルーブリックは、学生が何を学ぶべきか、どのように評価されるのか、そして次に何をすべきかを教えてくれます。


2.指導と評価の一体化

学生の学びを正確かつ公平に評価するために、授業で教えたことをテストに出題しましょう。ルーブリックと同様に、学習目標と指導内容は一致していなければなりません。学生がサポートされていると感じ、指導内容と評価方法が一致していることを理解できるよう、評価における誠実性と公平性を示すことが重要です。

3.ローステイクス・テストの頻繁な実施

学習過程すべてをサポートしましょう。ローステイクス・テストを頻繁に実施すると、学生の学習を支えるフィードバックループが生まれます。くわえて、教員は適切なタイミングでアドバイスするための知見を得られます。形成的評価は、指導のためのデータを提供してくれるだけでなく、「頻繁なローステイクス・テストによる想起練習は、重要な概念や情報を長期記憶に埋め込むための、科学的な証拠に基づいた方法」でもあります(Mintz, Insider Higher Ed, 2021)。また、宿題や授業内の課題、議論、小テストなどのローステイクス・テストを実施することで、総括的評価を学習過程のひとつとして位置づけ、エンドツーエンド評価の一部であることを示せます。

4.包括的で公正な学習評価

さまざまな学習スタイルに対応するために、複数の問題形式を取り入れましょう。学びを証明するための多様な方法を提供することで、包括的かつ公正な評価を実施できます。また、複数の問題形式を採用することで、学力のさまざまな側面を測定できます。長文記述式の問題では概念理解の深さを、多項選択式問題では知識の幅を測ることができるでしょう。学生の理解力について多様な要素を評価することで、評価の包括生と正確性を保持できます。

5.項目分析

学習評価によりフィードバックループが生まれると、学生が学習の次のステップを理解できるように、教員自身も評価から得られた知見を、将来の試験作成やカリキュラムに生かすことができます。そのためのデータは、項目分析をすることで得られます。ほかの設問とくらべて学生が苦戦した設問や、学生の理解度を示す解答パターンを分析しましょう。学生が何を身につけ、何を学べていないのかを理解することは、指導と学びの架け橋となります。項目分析を行うことで、学習と将来の学習評価を改善し、学生が取り残されることなく学びに専念できるようサポートできます。